未来に届ける肌着
天然繊維、天然染色でつくる
「アトピーや敏感肌でも安心して着ることのできる肌着」を染め物屋の立場から考えます
藍染め工房たであいは、アトピー性皮膚炎や敏感肌でも安心して着ることのできる肌着として、天然繊維と天然染めにより肌着を製作するとともに、千年先の未来にもあってほしい肌着の選択肢について考えます。
暮らしの基盤にある「肌着」。だからこそ、その選択には毎日を変える力があります。
安心して着ることのできる肌着とは何か
それは次の2つの観点で判断できると考えています。
一つは、肌のマイナスになることを避けているか?
もう一つは、肌のプラスになることがあるか?です。
(これらを避ける)
・繊維が肌に合わない ・薬品や洗浄剤等の残留成分 ・通気性の悪さ ・吸湿性の悪さ ・縫い目などの摩擦 ・締め付けや窮屈さ ・静電気 など
(これらがある)
・肌触に心地良い繊維 ・体を温める ・薬効など健康を助ける効果が期待できる ・抗菌作用がある ・通気性の良さ ・吸湿性の良さ など
マイナスがないだけでも安心して着ることができますが、プラスがあればさらに安心できます。
安心して着ることのできる肌着を構成するための4つの要素
一つ目、繊維(生地)の選定
これが最も大切なのは言うまでもありません。どの繊維が心地良いのか。それをどう布にするのか。織り方ひとつで全く違う布になる奥深さもあります。また生産や加工の段階でどのような処理がなされているのかも肝心です。
二つ目、触れているのは染料
どんなに良い生地を使っていても、その上に重ねる染料が合成染料ならば、良い生地の価値は大きく減少してしまいます。小さな世界で見れば肌が多く触れているのは繊維よりも染め付いた染料なのですから。特に藍染めでは。
三つ目、割り切った縫製設計
時に、肌あたりの良い縫製と、デザインの良さや使い勝手の良さは相容れないことがあります。そうなったとき、その他を捨ててでも肌あたりの良さを優先する。そういう割り切った縫製設計が必要なのかもしれません。
四つ目、自らの手でつくる
『自分にぴったりのものは自分にしかつくれない』という究極的でかつ、本来はヒトとして当たり前の『自分のものは自分でつくる』という行為。そこには根源的な遊びの要素もあります。
安心して着ることのできる肌着に向けて、藍染め工房たであいがご提供できるもの
生地とレシピ
たであいが誠心誠意、思いを込めて染色した国産木綿生地。(主に三河木綿の和晒し)
および完全オリジナル設計である和のパンツ「快」の縫製レシピをご提供しております。
糸と道具
糸は、染色した苧麻糸もしくは青苧。手紡ぎコットン糸についてご提供を予定しております。
道具はアンギン式の編み足、ケタ、コモヅチの販売を予定しております。
完成版としてひとつの答えである「快」
たであいオリジナルの和パンツ「快」の完成品を販売しております。
藍染めがどう役立つのか
藍染めにある多数の機能的メリット
抗菌作用、傷の治りが早くなる
肌の状態が良くなる。原因不明の皮膚炎が改善する。
インディルビンと芳香族炭化水素受容体
天然の藍の葉をすりつぶして塗ると虫刺されが治るという言い伝えを始めとして、
戦国時代の
代表的な成分としてトリプタンスリンが挙げられますが、
臭いが抑えられる もしものときに水洗いだけでもいい
防虫効果
蛇が寄らない、タンスに虫が来ない
生地が丈夫になる
繊維の周りに付着する藍染め
紫外線を防ぐ
昔の野良着では、藍で染められた部分だけがほころびず、
特定の波長を吸収し
燃えにくくなる
汚れが目立たなくなる
天然染色という前提の上で考えると、他の染色よりもかなり濃く染色できる。色が付くことにより、汚れが目立ちにくくなります。
他の洗濯物に色移りしない
本来の藍染めは色移りしません。なぜなら、染色メカニズム的に甕の中の特殊な環境以外では、染め付かないからです。
藍染めにあるそのほかの良い点(心理的メリット)
環境に対する負荷の少なさ
繊維産業にかかわる様々な社会的課題
大きな工場、大きな電力(化石燃料)を必要としない。
色の美しさ、日本人の美的感性との符号
不完全な美しさと「侘び寂び」という日本人ならではの美的感性
洗うほどに色が冴える、経年変化の楽しみ
藍という染料が世界的に利用されていた背景
もちろん効能と色。加えて、顔料としても使える、身体装飾、入れ墨、他の染料との掛け合わせ、しっかり染まる青系統はほぼない
世界最古の植物染料であり、唯一の建て染め染料
染色の堅牢性 他の植物染色と比較して圧倒的
すりつぶすだけでも染まる単純さ
主に絹やウールなどの動物性繊維(たんぱく質を含む繊維)には生葉を擦り付けるだけで染まります。
木綿や麻との相性の良さをはじめどんな天然繊維にも染まる
すくもに加工した染料であれば、木綿や麻と抜群の相性
こだわり
無農薬染料の自家栽培から始まり使用助剤へのこだわり、薬品を一切使用しないこと、敏感肌の方でも安心な仕上げ処理、使用生地の選定、肌あたりのよい縫製処理など、いくつものこだわりがあります。




昔ながらの藍染めは色移りしません。他のものと一緒に洗えますので、日常使用にぴったりです。
未来にやさしい昔ながらの藍染め
昔ながらの藍染めは、使い終わったあとの染液を土に返すのが習わしです。
染液をまいた箇所は土が元気になるようで植物の生育が旺盛となります。
昔ながらの藍染めは、捨てるものがない循環型の染色技法です。
この染色技法を選択することで、環境への負荷を減らすことは、めぐりめぐって私たち自身、そして未来の子どもたちに返ってきます。

現代においても実用性抜群
昔ながらの藍染めとは
昔ながらの藍染めとは何か?日本で古くからおこなわれている技法をご紹介します。
他の植物染色とは一線を画し、化学薬品も一切使わず自然材料100%なのに、堅牢度が高く実用に耐えるという、驚くべき染色技法です。

藍染め工房たであい 